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2001年6月

2001/6/25(mon)
ある日、嵐のように
 天気予報じゃありません。最近やっていた、中井貴一と佐藤浩市主演のNHKのドラマです。二人は検事として、巨悪に立ち向かっていたが、検事では限界があると感じた佐藤浩市は姿を消し、数年後悪徳弁護士として中井貴一の前に現れる。また、中井貴一の息子の実の父は佐藤浩市である。まさに、二人の生き方を書けたドラマである。
 といっても、既に放映は終了している。これは面白そうと思ったら、ビデオにとっておいて、あとでまとめて見るという癖がある。シリーズ全部ビデオに録っておいて、未見のドラマが数多くある。しかも、整理が悪いから、ビデオの山に埋もれていて、行方不明状態のものが多い。
 で、話を戻すが、10回放映のうち、現在7回までを見たところ。ちなみに、妻の役は斉藤由貴だが、私の中ではミスキャストだと思っている。いや、斉藤由貴が嫌いというわけではない、あのほんわかして、とぼけた感じがとても好きなのだが、今回のシリアスな母親、妻の役と斉藤由貴のイメージが一致しなくて、由貴のでてくるシーンだけのめり込めないでいる。
 それに比べ、私は佐藤浩市のシャイでニヒルで斜に構えた役風が好きで、大ファンである。今回も設定に惹かれたのもあるが、佐藤浩市が出るというのが、一番の録画する理由であった。『アフリカの夜』『タブロイド』名作だ〜!
 その第7回で大物代議士が将棋を指すシーンがある。しかし、そこで使用された駒はどう見ても、二千円ぐらいしかしない代物であった。せめて、将棋連盟から借りてこいよ!せっかくのドラマ、手を抜かないでくれ〜!(結局、これが言いたかったのか)

2001/6/21(thu)
銀河英雄伝説
人間の社会には思想の潮流がふたつあるんだ。
生命以上の価値が存在するという説と、
生命に優るものはないという説。
人は戦いを始める時前者を口実にし、
戦いをやめる時後者を理由にする。
それを何百年、何千年続けてきた。
この先何千年もそうなのだろうか。

立場の異なるラインハルト、ヤン・ウェンリーの二人を中心とする物語、『銀河英雄伝説』。アムリッツァ会戦後、戦禍を悔いたヤンの言葉である。

 久しぶりに銀河英雄伝説を読んだ。

2001/6/18(mon)
キックベースボール2
う、うぅぅ、か、身体がぁ‥‥い、痛い

 当日会場に着いてみて、びっくり。我が地区は19町内あるにも関わらず、参加者は10人、しかも、市子連の地区役員ばかり、ここにいたって初めて、町内子供会会長にはめられたことを知ったのであった。
 開会式(なんだ、そんなものがあるのか。げ、プログラムまである)が始まり、挨拶、諸注意、ルールの説明、「参加チームを3組に分け、総当たりで行います」(総当たり?んなもん、1試合で充分だろが。3試合もせんとあかんのか)「なお、1試合は5回で終了、また、30分経過時点で新しいイニングには入りません。なお、同点の場合は、参加者全員でじゃんけんを行います」(おいおい、そこまでマジにならんでも)

 ルールはソフトボールに似ているが、
・ ドッジボールみたいなボールをピッチャーが転がして、
 打者は足で蹴る
・ ベースは2塁がなく守備もピッチャー、キャッチャー以外
 に内野は2人(外野は3人)全部で7人
・ 走者にボールをぶつけてアウトにしても良い

が大きく異なる点である。

で、やってみた感想は
・ 誰でも楽しめる。滅多に三振はしない。
 ランナーがいない時、内野(特に3塁寄り)に転がせば、
 セーフになる。
・ ランナーが一塁にいると、内野ゴロを打つと3塁で
 ホースアウトになりやすい。ということは、凡打しても、
 一塁に残ることが多い
・ 一塁ランナーは3塁まで、かなりの距離を走らなければ
 ならない
・ 三振が少なく、守備の人数も少ないので、結構忙しい

【結論】
疲れる!
その結果が、冒頭の体の状態である。

 でも、女性や小さい子供でも楽しめる。ボール1個とグランドさえあれば行える。など、気軽に楽しめると強く感じた。
 しかも、今回は女性を3人必ず入れること(守りにも参加)というルールだった。男女混合の方が内野ゴロも多くて試合も進行するし、何より楽しい!
 試合をしながら、あのお母さんなら、激突して入れ替わりたいなあ、と邪念を持って試合をしていた英明であった。試合結果?聞かないで‥‥‥‥

2001/6/17(sun)
キックベースボール
 毎年、夏休みになると、町内子供会対抗の球技大会がある。私の子供のころは、ソフトボールであった。地区の大会は10チームほど、市の大会になると50チームぐらい参加していたと思う。
 ここ数年は、男子がソフトボール女子がバドミントンだと思う。(うちの町内は子供が少なく、ほとんど参加していないのでよくわからない)卓球やミニサッカーもあったような気がする。
 どの町内も児童数の減少で参加数が激減しているらしい。あと、スポーツ少年団の方が人気があるということも要因である。
 ちなみに、子供たちの間で人気のスポーツは何だと思いますか?野球?サッカー?バレーボール?いえいえ、ドッジボールなのだそうです。というわけで、今年はドッジボールとバドミントンらしいです。ところが、ドッジボールだと低学年には無理なので、来年からはキックベースボールを実施することになったらしい。(小学校のPTAの役員はしているが、市子連のことはよくわからない)
 とにかく、一度講習会を開く事になったので、子供会会長から「我が町内からも運動神経抜群の私に是非参加してくれ」と依頼された。そこまで言われては仕方がない。貴重な日曜日の早朝から、会場の小学校に向かうのであった。【続く】

2001/6/16(sat)
オフ会雑感4(最終回)
 いつまでも、オフ会ネタで申し訳ないです。でも、最終回です。
 今回のオフ会、私にとっては一大決心だった。最近、と言っても、3月頃からだろうか、「がんばろう」という気持ちと「私ってこの世界で必要なのかな」という気持ちが混在しているのをかんじていた。
 それでも、この世界が好きだし、少しでも役に立ちたいという気持ちで、できることはやろうとがんばってきた。(ジョニーさんやジョーカーさんとは、比べようがないですが)
 感想がないのは書き手に原因があると思い、精進が足りないと思いつつ、新作作りに励んでいた。そして、『感情』『さまよえる女流棋士』を発表。しかし、というか、やはり、反響はなかった。ショックだった。
 それでも、インクエストのメンバーやTAKOさんやTiraさんたちにはげまされ、もう少し頑張ってみようと、決意を新たにした。
 ところがである、つるりんどうさんの大作が完結しても、何の反響も(掲示板において)なかった。客観的に見て、「すごいおもしろかったです、TSF要素だけでなく、小説としても、非常に面白かったです」それなのに、何の反響もない。「いったい、これはどういうことなんだ〜」
 私の作品に、感想が来ないのは納得している。でも、つるりんどうさんに感想がないのは、納得できない。番外編の時も反響がない。
 私はどうしていいのか解らなくなった。「私ってこの世界にとって、どうでもいい存在なのか?いや、インクエストはどうなのか?それなら、インクエストで頑張るより、実生活において、子供のため、妻のため、自分のため、社会のために、頑張った方がよいのでは」と思うようになった。(現在の小学校のPTAというか、親たち教師たちはひどい人が多いです。この、TS界より利己主義の人の割合が高いですが)

 自分の気持ちを確かめたくて、TSFに関わる人たちがどのような方なのかを、確かめたくて、オフ会に行きました。いい年して、こんなことしていていいのか?確かめたくて、参加しました。インクエストは、本当に必要とされているのか?また、それを問えるだけのことをしているのか?ジョニーさんに甘えていないか(あ、これは、疑問を挟む余地なく事実ですね)いろいろ、疑問、不安、そして、会える喜び、を胸にオフ会に向かいました。









 結論!素敵な方たちでした。彼らなら、共に苦労できる、楽しめる。そして、自分はTSFが好きなんだ、好きなら、一生懸命やればいいじゃないか、嫌いになったら、その時は、やめよう。 というわけで、もうしばらく、私におつき合いしてください。

 でも、実生活があるため、いつ、活動停止を余儀なくされるか解りません。これは、誰もが同じです。そんなときも、皆さんの声があれば、両立しようと考えるかも知れません。ロムを責めてる訳じゃあありません。ただ、一言、要望・感想など言ってくれれば、それが反映されて、より望ましいモノになっていくと思うのです。 

2001/6/15(fri)
オフ会雑感3
 昨日は小田原にこだわったが、今日は横浜、都内全般の列車内の感想を少し(昨日も断ったが、私は列車に滅多に乗らないので、首都圏だけがそうなのか、あるいは全国的なモノなのかはわからないので、ホントに一個人的な感想として受け取って欲しい)

 とまあ、前置きでもっともらしいことを言っているが、列車内では、もう鳴鯛くん状態であった。〈あの人いいな、あの娘もいい!ああ、なりた〜い!うう、いかんいかん、これでは変質者だ、それにしても、都会の女はレベルが高いぜ〉くどいようだが、私が列車に乗る機会がなく、女性をじっくり見る機会がないからで、福井の女性のレベルが低いわけではありません。
 それはともかく、小説の妄想を、いや、構想を練るのにはいいなと思った次第です。でも、私は、都会の通勤のラッシュというモノを経験していないので、お気楽な感想だったかも知れない。
 あと、やはり、見知らぬ異性をじっと見るのは、失礼だし、みられる立場からすると、不快であろうから、慎まなければならないな。でも、ちらちら見るぐらいなら、「あなたが魅力的だからいけないんだよ」という感じで、許していただきたいモノです。
(今日の日記は、支離滅裂だあ)

2001/6/14(thu)
オフ会雑感2
 福井にいると列車に乗ることはほとんどない。なにせ、JRの列車に乗り遅れると1時間待たなければならない世界だから。(通勤時間帯はもっと多い)余談になるが、福井に住む私の世代から上の人は、JRを汽車と言い、私鉄を電車と言っていた。
 今回、5年分ほど列車に乗った気がする。そこで、首都圏の電車に乗ってみて、いろいろ感じたことを徒然と。あくまでも、今の福井と比べてではなく、私が学生時代によく電車(当時、多分、汽車と呼んでいた)に乗っていたころと比べての感想である。

 当日、新幹線を小田原で降りた。時間的には、新横浜で降りて保土ヶ谷に向かった方が早いが、行き過ぎて戻る感覚が嫌なので、小田原で東海道本線に乗り換え大船に向かった。ここで、まず気がついたことは、いや、気がつくなんてもんじゃなかった、とにかく、やかましい!高校生もおばさんも、おじさんまで、やたらしゃべりまくるのだ。ほんとに、やかましい!車内放送はもちろん、話し相手の声も聞こえない。だから、益々声がでかくなる‥‥。ええい、やかましい!でも、楽しそうだから、許す。とにかく、小田原〜大船間(特に小田原から2.3駅)は、にぎやかだった。
 さて、この電車で私の隣に座った女子高生が可愛かった。いや、可愛いことなどどうでも良い‥‥うそです、嬉しかったです‥‥その女子高生が足を4の字に広げて座っているのだ。だから、私の目の端に、(あくまで目の端、凝視したわけではない)彼女の膝頭から太股にかけてが見えるのだ。それが、いい眺め、いや、まるで少年が座っているような趣がある。おまけに、彼女の前に後輩とおぼしき男子生徒が立っていて、敬語を使って話している。彼女の方は、ぞんざいな口の効き方、まるで、『転校生』の一シーンを見ているようだった。
 こいつは、幸先がいいぞ、そして、「小田原も侮れないぞ」と気を引き締めたのである(意味なし)。

2001/6/13(wed)
オフ会雑感
 英明‥‥ひであき?えいめい?
皆さんは、どう読んでいるのかな?

 プロフィールでは、「どちらでも、お好きな方を」と書いている。一応、インクエストにおいては、「ひであき」ということになっています。
 わたし的には、タイピングするときには、eimeiと打っています。字数が少ないし、音的にも英明が好きです。でも、ほんと、どちらでもいいんです。好きな方で読んで(呼んで)ください。

 で、なぜ、今こんな事を書いているかというと、オフ会にあたって、自己紹介するときや、たかしんにに電話を掛けるときに、自分のことを名乗るときに、つまってしまうんです。
(はて、相手は、私のことを、どっちに読んでいるのだろうと)

 明言していませんが、英明は本名です。もちろん、「ひであき」と読みます。で、名乗るとき、「ひであきです」と言うのは、非常に照れくさいので、「えいめい」と名乗らせてください。あ、でも、皆さんが読む(呼ぶ)ときは、どちらでもいいです。ジョニーさんも直さなくていいです。

 ちなみに、ジョーカーさんは「ひであき」と認識しているらしくて、オフ会の時、「ひであきさん、ねえ、ひであきさん」と連発してくれた。それって、なんだか、ジョーカーさんがものすごく近しい人に思えて、滅茶苦茶嬉しかったです。だって、名前で呼んでくれる人って、身内かものすごく仲のいい人しかいないもんね!

2001/6/12(tue)
英明高校
 陸上競技の日本選手権をテレビで見ていたら、女子の走り幅跳びの選手で、胸のところに『英明』とロゴの入ったユニホームを着た女子選手が映った。香川の明善高校が男女共学になったのを機に、英明(えいめい)高校と改名したらしい。(駅伝が強くて何度も全国大会にでていると記憶している)
 それにしても、英明の文字が女子高生の胸に張り付いているなんて、う、うれしい。でも、男子生徒、特に投てき種目の選手だったら‥‥‥‥

2001/6/11(mon)
英明、東京に行ってきた その9
 中野駅でTarotaさん、ちゅけさん、赤マントさん、徳則さんと別れ、私と猫野さんは新宿へ向かう。家族へのおみやげ選びに付き合ってくれるというのだ。やさしいなあ(いえ、他のお方も充分優しかったです。いろいろ気遣ってくださいました)

 新宿に着くと、娘のおみやげを買うため、モザイク通りを探索。歩道がモザイク模様になっているのでこの名なのだろう。あるいは、名前を先に決めて歩道を造ったのかも。とにかく、考えようによっては、すごくHな名前だ。
 次に、妻と二人の息子の土産を買うため、京王百貨店に入る。そこで、エレベーターに乗り込んだが、かなりのショックを受けてしまった。エレベーターガールが、エレベーターガールが‥‥いない‥‥。経費節減のため自動化されているらしい。「エレベーターガールなくして、何が百貨店なんだー!」と叫びつつ、玩具売場に向かうのであった。

 ともあれ、猫野さんに4人分のおみやげ選びに付き合わせてしまった。本当にありがとう。子供の土産を買ったので、早く子供に渡したくなってしまい、中央線に乗り込み、猫野さんとは、お茶の水駅で別れる。別れ際、しっかりと握手。今考えると、もう少し猫野さんと散策すれば良かったな。

 新幹線に乗り、ひかりが動き始めると、〈ああ、夢の二日間だったな。時間と費用を考えると、皆さんとは2度と会えないかも知れない。でも、ネットで会えるんだから‥‥〉
 楽しい想い出と、皆さんの優しさを胸に、福井に帰るのであった。                  【終】(一応)

2001/6/10(sun)
英明、東京に行ってきた その8
 私の5メートル右に大学生風の二人組がいる。何やら話している、誰かを待っているみたいだ。要チェック!
 駅で待ち合わせする人って結構いるんだな、もう十数組、見かけている。女子中学生の二人組とか、男女混合の5人組、親戚のおばさんらしき人を迎えに来ている若い男性、仕事の打ち合わせらしいおじさん二人。恋人同士は少ないなあ。あっ、左に来た娘、レベル高いなあ!ちょっと、ぶつかってみるか。

 さて、先程の二人組は‥‥‥やはり、いる。別段怪しい雰囲気を出しているわけではないのだが、何となくそんな気がする。その二人の顔が改札口の方に向けられた。その視線の先には、猫野さんがいた。ふ〜ん、顔なじみなんだ。
 私も彼らの方に歩み寄り、自己紹介をする。二人はTarotaさんとちゅけさんだった。Tarotaさんは頭が切れる感じ、ちゅけさんは人なつっこそうだなと思っていると、我々に近づいてくる人物が‥‥‥。TS帽をかぶったその人物には、自己紹介は必要なかった。
 「まんまやないか〜」私の第一声だ。そう、徳則理事長だ。まさに、イメージ通りだった。
 「あとは、赤マントさんか」

 「フフフフフフ」
 「誰だ!」
 「赤マント参上」
 「それは赤影だ」という、マイナーな会話があったかどうかは定かではないが、
 「赤マントをして来てくれると思ったけどな」
という突っ込みを誰かがしていた。

 まず腹ごしらえをしようということになった。中野にはうまいラーメン屋が多いという。『青木』と言ったと思うが、着いてみると50人ほど並んでいる。並んで待つ手もあったが、私の時間を気遣ってもらい、「まんだらけ」に先に行くことに。
 「まんだらけ」は古本屋であるが、品揃えも豊富でかなりマニアな物まで置いてある。また、その界隈にも同人誌専門店、ブリキのおもちゃ専門店などかなり濃いモノを見ることができた。ちなみに、ダイレンジャーの獅子レンジャーだったと思うが、そのスーツが20万円で売られていた。
 1時間強、物色したあと、ラーメン屋に向かう。しかし、行列は短くなってないので、第2候補の「白河ラーメン」を味わうこととなった。【「だべりば」または、ちゅけさんのホームページ参照】
 入る前に、徳さんが店の構えを写真に撮るというので、邪魔になってはいけないと思った我々は、向かいの店の入り口付近に移動した。それを客と勘違いした店員が
 「いらっしゃいませ」
と笑顔を添えて挨拶してくれたので、とびきりの苦笑いをお返してあげた。
 「一人だったら、笑顔に屈してはいちゃうだろうな」
と、誰かがつぶやいたが、同感である。

 ラーメンは好きなのだが、詳しいことはよくわからない。のどが腫れていたせいか、味がよくわからなかったが、おいしかったと思います。ごめんなさい。もし、まずそうに食べていたように見えたなら、ちゅけさん、ごめんなさい。
 徳さんは店員にあれこれ尋ねて、食べる前にもカメラに納めるなど、つわものぶりを発揮していた。

 腹ごしらえを済ませた我々は、カラオケボックスに入る。
 人目を気にせず、飲み物も頼めて、長時間居られて、しかも、歌まで歌えるという、ナイスな選択だ(常套手段らしい)
 いよいよ、オフ会もハイライト!徳さんはノートパソコンで『ラブ・コレクション』を見せてくれるし、赤マントさんはだぶって所有しているレアものTS本を持参、私は『OH!パラレルスクール』を格安で譲っていただく。それに、貴重な吉川先生の直筆はがきも見せていただいた。アンケートはがきに対する返信らしいが、なかなか返事をもらえないらしい。
 「よほど、熱烈なアンケートはがきだったんだろうね」
と、皆、感動。
 Tarotaさんは、自作の同人誌と数々のTS資料を披露。
 いやあ、はるばる福井から来た甲斐があったぜ!皆さん。本当に、この言葉、この二日間で、何度つぶやいたことか!みなさん、ありがとう。

 TS談義に盛り上がりながら、戦隊モノを熱唱する我々、端から見たら実に怪しい団体だろう。ホントに楽しいひとときであった。特に、赤マントさんの声量豊かな迫力のある唱いッぷりは忘れはしない。

2001/6/9(sat)
英明、東京に行った その7
 チャットで「3日、誰か遊んで!」とお願いしたら、居合わせたTarotaさんとちゅけさんが、
「じゃあ、中野においでよ、みんなには声を掛けとくから」
うう、感謝!

 その後、チャットに顔を出せなくなってしまったので、その場になるまで、どなたがいらっしゃるのか、わからない状態だった。
 待ち合わせ場所はJR中野駅サンプラザ方面出口(確か北口)で、12時集合となっていた。わかりやすいところを選んでくれたようである。実を言うと、そこら近辺には行ったことがある。
 将棋の全国大会の中でもっとも伝統があるのが『アマ名人戦』である。もう10年ほど前になるのかな、ライバルがおりまして、そいつと「どちらかが県代表になったら、もう一方は必ず応援に行く」と言う決めごとがあった。そして、奴が代表になり、私は応援に行った。たった、5時間だけ東京にいた記憶がある。その時の会場が中野サンプラザだったのだ。それにしても、何という巡り合わせか。

 さて、今度は遅刻してはいけないと早めの到着を目指したせいか、11時半に中野駅に着いてしまった。そこら辺をぶらつこうかと思ったけれど、中途半端な時間なので、その場で待つことにした。あの人かな、この人かな、と想像しながら待つのは、結構楽しかった。

2001/6/8(fri)
英明、東京に行って来た その6
(う〜ん、タイトルは東京なのに、未だ横浜だぞ。いつ、福井に帰れることやら)

 朝か、昨夜は興奮したのかなかなか寝付けなかった。多分眠ったのは、3時半過ぎだろう。今7時か、たかしんにはもう帰ったかな、仕事があるので始発で帰るといっていた。なんて、つきあいのいい奴だ。
 さて、もう一眠りするか。
「こんこん」
ん、誰かな?と一応考えたが、選択肢がひとつしかないのは初めから解っていた。
「Lisaさん、おはようございます。ほんと、早いですね」
「いやあ、実は寝ていないんだ、チャットやネットを楽しんでいて」
「タ、タフですね‥‥‥」

 朝食後、彼の部屋で、いろいろなデータを見せていただいた。チャットのログから映像に至るまで、〈こんなモノまで‥‥〉と心の中で何度絶句したことか!
 なかには、際どい、と言うか、際どい線をとっくにぶち破ったモノまで、見せていただき、これだけでも、〈はるばる来て良かったぜ〉と感慨にふけっていた。

 Lisaさんは空港に行くというので、横浜駅で別れた。いよいよ、東京!

2001/6/7(thu)
英明、東京に行ってきた その5
 Lisaさんと私は横浜のホテルに宿泊する事にした。そこで、東京組と横浜組に分かれることとなった。横浜組と言っても、ホテルのふたりと、ジョーカーそしてたかしんにの4人。残りの8人とはお別れである。うう、ジョニーさんとお別れかぁ、残念。しょうがない、ジョーカーで我慢するか。
 ここでLisaさんを改めて紹介すると、所有するマシンは数知れず、マシンのチューンアップも最大レベル。(私の知る限り、TOWNSさんと双璧を成すんじゃないのかな)また所有するデータ量も半端じゃない。
 のめり込んだらまっしぐら!不眠不休で作業を続けたのち、一眠りしたそうであるが、起きてみたら3日が経っていたという伝説の男。

 さて、この4人でTS界の現状と問題点について、ふかーく語り合ったのである。
 「ジョーカー、俺たちを見下ろしてない?」〈それは俯角〉
 「財布、落としちゃったよ」〈それは不覚〉
 「『いいとも』でタモリによく叱られる奴」〈それは、ふかわ君〉
 ま、まあ、とにかく、深い話をしたのであった。

 ジョーカーと別れた3人は、ホテルのLisaさんの部屋で四方山話で盛り上がり、1時半過ぎにたかしんにと私は部屋に引き上げる。
 「おい、たかしんによ、これをかぶってくれ」
 「そ、それは!」
 「この際お前で我慢してやる、さっさとかぶれ!」
強引にたかしんににW・Qさんのカツラをかぶせる。
 「あ、あああんんん‥‥」
見る見るうちに、W・Qさんに変身していくたかしんに。
 「や、やめてください、英明さん」
 「いいかげんに覚悟を決めろよ。そのつもりで、ホテルに来たんだろ」
 「や、やさしくしてね」

これを書きながら、W・Qさんの姿をしたたかしんにを、本当に抱くのか真剣に悩む英明だった。

2001/6/6(wed)
英明、東京に行ってきた その4
【お詫び】
Lisaさん、ごめんなさい。risaと書いていました。本当にごめんなさい。


 う〜ん、どんな話をしていたのだろう。舞い上がっていたのと、酔っていたのとで、記憶が断片的だ。料理がおいしかったのはよく覚えているが‥‥‥(2次会で何も食べる気がおきなかったので、相当食べたのだろう)
 そうだよな、そうそうたるメンバーが、みんみんが、ジョーカーが、目の前にいる。同じ空気を吸っていると思うだけで、胸がいっぱいである。

 「Tiraさんの執筆ペースはすごい!しかもあの質の高さ」
 「TS-WEEKのエンドロールが流れた時は、固まっちまったよ」あちらこちらで話が錯綜している。もしかしたら、皆も同じだったのかな。気の合う仲間と、おいしい料理を食べて、うまい酒を飲み、たわいのない話をする、心地よい時間が流れていく、そんな感じだったんじゃないかな。

 「未だに、ジョーカー=ジョニー説がささやかれてるんだぜ。でも、今日でその噂も一掃されるだろう」
とジョーカーが言っている。いや、わからない、今ジョニーと思っている男は、実は、ジョーカー=ジョニーが雇った影武者だったりして。そう言えば、ジョニーさん、口数が少ない‥‥‥‥
 あるいは、ジョーカーと思っていた男が実はジョニーで、ジョニーだと思っていた男がジョーカーだったりして‥‥‥

 まあ、そんなこんなで、夢のような時間はあっという間に流れていき、散会の10時半になってしまった。  【続く】

2001/6/5(tue)
英明、東京に行ってきた その3
 一通り自己紹介が済んで、場もようやくなじんできた。ここで、参加メンバーを紹介しよう。左列から順に、猫野さん、たかしんに、英明、閣下、「K」さん、みんみん、Lisaさん、ジョーカー、momoさん、真さん、JJ、ジョニーさん。

【英明的解説その@】
 敬称を省いて馴れ馴れしいぞ、と思う方もいるかもしれないが、今までのお付き合いとか、キャラクター、名前の感じから勝手に使い分けています。
 「どうして、ジョニーがさん付けでジョーカーが呼び捨てなのか?」決まってるじゃあないですか、嫌いだからです。ああ〜ウソウソ!なんとなくイメージ的に呼び捨てで書いたほうがしっくりする気がしたからね。あくまでも、三人称的に使うときだけです。面と向かって呼びかける時は、とてもとても‥‥。

【英明的解説そのA】
 実際に皆さんのイメージやオフ会の内容を伝えようと思ったのですが、詳しく書けない事に気がつきました。なぜなら、私がここでイメージを書くと言う事は、小説とは違いノンフィクションという事になり、事実としてイメージが固定してしまう危険性が非常に高い。
 また、話の内容も、オフ会という場で、差し向かいだから打ち明けてくれるわけだから、もっと言うなら、私を信用して話してくれるのだから、それをこの場で書くことは、それを裏切る事になる。
 というわけで、あまり突っ込んだレポートをするわけにはいかないのです。なるべく、雰囲気を伝えられればと努力しますが、もったいぶっているように感じられるかもしれない。その辺り、ご理解してください。


 さて、実際にお会いしての感想を書くと、猫野さんは先ほども書いたが、私のイメージしていた猫野氏そのままであった。(皆さんが抱いているイメージと同じかは保証はしません)話し方に特徴があり、それもイメージ通りであった。人の話をよく聞き、それに一つ一つ誠実に答えてくれたのが嬉しい。
 たかしんには、やさしくて、よく気がつくし、人を立てて話を盛り上げてくれる。もっと、我を出しても良いんじゃないのかな、とさえ思えるほどだ。外見を言う事を許してもらえるなら、修行中の荒法師という感じだ。
 イメージが合わなかったのは閣下だ。甘いマスクに穏かな眼差し、リレー小説でいきなり次の番を私に振った事を謝ってくれた。私は全然気にしてないのに。ん?イメージにギャップがあると言う事は、私が彼に抱いていたイメージっていったい‥‥。
 みんみんはみんみんだった。ジョーカーの秘所?秘書。時々、ジョーカーが憑依して悪戯するのが悩みの種で、「今度『願いのリング』を貸してください」と頼まれてしまった。ジョーカーと入れ替わって、いじめたいらしい。
 「K」さん。穏かな人。ああ、この方だからあの切ないストーリーを書けるのかと納得。「 」には意味があるの?と尋ねると、文章の中で単にKと書くと、文章に埋もれて目立たないから、わかりやすくするため「 」をつけているそうだ。(ん?知らなかったのは私だけ?)
 ジョーカー。この強者の中においても、一際強いオーラを放っている。一見、怖い感じがするが、実は怖いです。ウソです。面構えは不敵だが、性格は素敵だ。話も面白く、魂は熱い。みんみんならずとも、惚れてしまいそうだ。
 遠くから来た私を気遣って、よく話しかけてくれたのが嬉しかった。
 Lisaさん、この方とは一度か二度チャットでご一緒しただけだが、会ってみると、すごく楽しい人だった。(所蔵するデータ量のすごさは、あとで知ることになる)ノートパソコンを持ってきていて、インクエストの掲示板に実況中継をしてくれた。ある意味、一番の強者かもしれない。
 真さん、静かな男。でも、なんだか、暖かそうな人で、じっと見守り、最後に締める、という感じが。席の関係で、あまり話せなかったのが残念です。本当は、ものすごく面白い人のような気がする。
 momoさん、JJ。二人まとめて紹介するのは、失礼かも知れないが、二人並ぶとすごく絵になる。momoさんは抱きしめたいほど素敵だし、JJは抱きしめられたくなるほどかっこいい。戦隊モノがお好きらしいが、二人ともそのままテレビの戦隊モノの主人公をやって欲しいなあと、マジに思った。それから、みんみんがmomoさんにやきもちを焼くのがわかるような気がした。
 最後はジョニーさん。メンバーズルームやメールなどでよく話をさせてもらうので、私にとってはたかしんにと同じく、初めて会ったような気がしなかった。お会いして思った通りの方なので嬉しかった。
 席が遠くて、最後の30分しかお話しできなかったが、それでもいろいろ話ができて、至福の時間だった。ジョーカーが動ならジョニーさんは静だが、本質的には似ている気がした。

 うう、メンバー紹介だけで疲れてしまった。【続く】
【英明的解説そのB】
文体が「ですます調」だったり「である調」になったりするのは私の心の揺れです。弱気や自信がないときは「ですます調」になります。

2001/6/4(mon)
英明、東京に行ってきた その2
 「さあ、誰が誰かよくわからない状態のまま行こうか」
異様なエネルギーの中で、ひときわ黒い光を発している男が、口を開いた。その男の名は‥‥‥‥‥‥ジョーカー

 幻の名店『蘭苑』で、2列に向かい合う12人の強者たち。堅い雰囲気の中、自己紹介が始まる。まず、私の隣で左下隅に位置する男が「猫野と言いますぅ‥‥」
正直言うと、あとの言葉はよく覚えていない。頭の中は
〈ネットのイメージとおんなじや〜〉
という思いでいっぱいだった。これは他の方の時も同様で、《名前と顔とイメージを一致させるので精一杯モード》だった。それで、ほとんど何を言ったのか覚えていない。ごめんなさい。            【つづく】(短け〜!)

2001/6/3(sun)
英明、東京に行ってきた その1
 2日午後7時15分、集合時間になってしまった。
たかしんにに焦りながら電話をする。あと3駅ある、「少し遅れるから先に蘭苑に行ってくれ、とジョーカーさんに伝えてくれ」

 7時30分を過ぎていただろうか、列車を降り階段を掛け登る。と、その時、私の視界にに異様な集団が飛び込んできた。そう、異様な集団が。
 別段、奇抜な格好はしていないのだが、その集団の発散する空気、エネルギーが濃いのだ、強いのだ。私が先入観で捉えてしまうせいもあるが、確かにエネルギーが違うのだ。

 ほぼ100パーセントの確信を持って、たかしんにの携帯に掛ける。多分この人がたかしんになのだろうな、と見ていると、慌てて携帯を取り出す。
 携帯に出るのを待って、「どうも〜、隣にいます〜」
目が合う。五分刈りの精悍な顔をした男、一見すごく怖そう、でも、すごくきれいな目をしていた。
 集団の正体を確かめると、「すいません、お待たせしました」いっせいにこちらに視線が集まる。少し、照れくさいが、皆に会えた喜びの方が嬉しかった。

 「さあ、誰が誰かよくわからない状態のまま行こうか」
異様なエネルギーの中で、ひときわ黒い光を発している男が、口を開いた。その男は、言わずと知れた‥‥【続く】






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